築城則子がデザイン監修を行い、小倉織の丈夫で美しいたて縞という特徴を活かし、機械織りによって誕生したブランドが「小倉 縞縞 KOKURA SHIMA SHIMA」です。広巾となり、伝統を継承しつつ、より現代的な汎用品として、ファッション、インテリアなど多分野への用途も広がりました。新しい時代の小倉織として、日本国内だけでなく、世界のクリエイター達とのコラボレーションも展開しています。
小倉 縞縞 KOKURA SHIMA SHIMAという汎用性のある布ができて展開が拡がりました。インテリアや内装関連で実際に用いる小倉織と、その縞デザインを使って二次製品と呼べるものへ変化するタイプと、ふたつの流れが生まれました。イタリアの若手建築家、Giada Tsuchihashi 、Lorenzo Lanzaniによる「G×L」は小倉縞縞 KOKURA SHIMA SHIMAの布と美濃和紙を木製のボックスに収めた、新しい照明をデザインしました。「Mosaico Digitale」(イタリア)では、縞はデザインの要素であり、樹脂素材で甦ります。
2023年5月に発表された「KUMASHIMA」は、世界で活躍する建築家 隈 研吾氏と、小倉織を復元・再生した染織家 築城 則子とのコラボレーションによるテキスタイルです。
縞の持つ抽象性に魅了された両者が「植物の力」を共通言語として、新たな日本のテキスタイル表現を生み出しました。
小倉 縞縞の追い求めてきた縞の世界が結実したブランドです。