豊前小倉(北九州市)の特産「小倉織」は、地厚で丈夫、なめらかな木綿布、武士の袴や帯として織られたものです。経糸が多いため(緯糸の3倍の密度)表現としては、たて縞となります。色の濃淡による立体的な世界を創りだし、なめし革のような風合いを持つ個性的な織物です。
350年以上続いた小倉織は昭和初期に途絶えましたが、築城則子が1984年に復元、再生し、現代の伝統工芸として息づいています。
築城則子
豊前小倉(北九州市)の特産「小倉織」は、地厚で丈夫、なめらかな木綿布、武士の袴や帯として織られたものです。経糸が多いため(緯糸の3倍の密度)表現としては、たて縞となります。色の濃淡による立体的な世界を創りだし、なめし革のような風合いを持つ個性的な織物です。
350年以上続いた小倉織は昭和初期に途絶えましたが、築城則子が1984年に復元、再生し、現代の伝統工芸として息づいています。
築城則子
小倉縮は、小倉織とは対極の、非常に薄く軽い夏の着物に適した布です。絹や木綿の強撚糸を用い、1994年復元できました。
小倉には、このような対照的な二つの布が伝統工芸品として生産されていました。
2018年3月、小倉織の製造販売と広報普及に携わる事業者が集まり、小倉織協同組合を設立いたしました。
築城則子は理事長を務めています。
2022年8月19日付で、「小倉織」は特許庁による地域団体商標に登録されました。(商標登録番号第6602824号 権利者:小倉織協同組合)
また、同年9月2日付で、手織りによる「小倉織」が、福岡県知事指定特産工芸品に指定されました。